記事公開日:2022年3月2日
紫外線というとギラギラした日差しが照りつける夏のイメージが強いかもしれませんが、実は5~6月もしっかりと対策をとる必要があるのです。最も強いのは8月ですが、紫外線は3月から急上昇し、5月からはピーク時の9割に達する紫外線量が地上に降り注いでいます。
01. UV-AとUV-B、日焼けの違いは?
すぐに目には見えないが、じわじわ老化を引き起こす《UV-A》
紫外線の中で最も波長が長く、肌の表皮を超えて真皮まで届き、じわじわと吸収される。
短時間で見た目の変化は起きないが、太陽光線の影響で引き起こされるシワ・たるみの原因になる。重度のダメージを受けるとセルフケアで治すことは困難に…。
短時間で赤くなり、シミやそばかすを引き起こす《UV-B》
紫外線の波長が短く、その大半が肌の表皮で吸収される。短時間で肌に赤み・炎症が起こりやすい。
その炎症から肌を守るためにメラノサイトが黒い色素、メラニンを放出します。ところが、過剰に日焼けするとメラニンが大量に作られ、シミ・そばかすなどの原因に…。
02. 肌老化の原因の8割は紫外線!!
加齢による自然老化はたったの2割。「シミ」「シワ」「たるみ」といった老化原因の8割は紫外線によるものです!
03. 教えて!意外と知らない美容キーワード
黒くなりやすい人はこれ!
シワ・たるみ予防はPA(= Protection grade of UVA)
UV-Aから肌をどのくらい防御できるかを表す指標。「+」の数が多いほど、UV-Aの防御効果が高くなります。
PA+ | UV防止効果がある |
PA++ | UV防止効果がかなりある |
PA+++ | UV防止効果が非常にある |
PA++++ | UV防止効果が極めて高い |
赤くなりやすい人はこれ!
シミ・そばかす予防はSPF(= Sun Protection Factor)
UV-Bから肌をどのくらい防御できるかを示す数値。SPF1につき、約20分間UV-Bを防ぐことができます。
〈何も塗らなかった場合 〉 | 20分ほどで日焼けしてしまう |
〈SPF10を塗った場合 〉 | 10×20分=約200分間は 日焼けから守ってくれる! |
シーン別に使い分け、肌の負担を減らしましょう!
室内 | SPF15前後 / PA++ |
屋外での軽いレジャー | SPF20~35 / PA+++ |
強い紫外線下で長時間 | SPF30~50 / PA++++ |
04. おうちでの紫外線対策できていますか?
UV-Aは窓ガラスやカーテンをすり抜けて肌に届いてしまうため、在宅ワークやステイホームの日も、紫外線対策は必要です。また、日光を見ただけでも脳は光に反応し、メラニン生成が開始されます。おうちの中でもしっかり対策をしましょう。
日焼け止めを塗る 肌に負担の軽いもので十分!UV-Aを防ぐ効果の数値を表すPA値を参考に選びましょう。 |
窓にUVカットフィルムを貼る 水で簡単に貼れるタイプもあります。 断熱効果のあるものだと冷暖房の効きも違うので、省エネ・節電にも◎! |
UVカット素材の部屋着を用意 ボディは日焼け止めよりも、UVカット衣類を主体に紫外線対策するのが良いでしょう。クーラーでの冷え対策にも◎! |
正しくスキンケアを行う しっかり保湿をして肌のバリア機能を整えることで、ダメージを受けにくい肌作りができます!毎日欠かさずケアしましょう♪ |
肌の老化原因の8割だなんて、紫外線って恐ろしい…
でも逆にいえば、完璧な日焼け対策で老化の大半は防げるってこと!!
面倒くさがりな私もスプレータイプの日焼け止めを使ったり、朝晩UVケアしてお肌のコンディションを整えています♪