産前・産後は赤ちゃんの分まで正しい栄養補給をしましょう!

記事公開日:2023年7月26日

産前・産後のからだの変化

妊娠中には胎児に栄養が送られるため、意識しないと栄養不足につながることがあります。

特に鉄分やたんぱく質不足に気をつけましょう。

また、妊娠初期に葉酸が不足すると胎児の脳や脊髄が正常に作られなくなるリスクが高まるため、注意が必要です。

産後授乳中にはエネルギー消費量が高まるため、エネルギーが足りずフラフラになってしまうことも。

この時期は鉄分やカルシウム、タンパク質、ビタミン類などが不足しやすいといわれています。

妊娠中や産後に気をつけないといけないことって?

妊娠中や産後に気をつけないといけないことって?
※写真はイメージです

葉酸摂取は早めに取り組みを!

厚生労働省は妊娠前からの葉酸摂取を推奨しています。

妊娠を望んでいる方や妊娠の可能性がある方は葉酸が多く含まれる食品(ほうれん草、菜の花、アスパラガス、枝豆など)を積極的に取り入れましょう♪

授乳中はバランスよく、カロリーをプラス

授乳中は妊娠前の摂取カロリーに350kcalほどプラスするのが理想です。

しっかり食べて、体力を維持しましょう!

各栄養素が不足しないよう、主食・主菜・副菜の揃った食事を心がけるといいですよ。

管理栄養士が選ぶ!産前・産後におすすめの食材

枝豆とアサリ
※写真はイメージです

管理栄養士が選ぶ、産前・産後におすすめの食材は以下のとおりです。

  • 枝豆・・・葉酸を多く含有
  • アサリ・・・鉄分を多く含有

健康のためにこれらの食材も積極的に摂ろう!

日ごろから栄養バランスを意識しておかなくちゃね♪

プロフィール

管理栄養士・料理家 ひろのさおり

監修

管理栄養士・料理家/株式会社セイボリー代表取締役
ひろのさおり

大学院在学中にフリーランス管理栄養士として開業し、レシピ開発や執筆業、出張料理サービスなどに携わる。 大学院修了後は、特定保健指導員、セミナー・料理教室講師としても活動を広げ、2020年に株式会社セイボリーを設立。主な事業はレシピ開発の他、調理器具や健康食品、料理・ヘルスケアサービスの監修やコンサルティングなど。 著書に「小鍋のレシピ 最新版」( 辰巳出版 )。1児の母。