記事公開日:2023年7月25日
テレワークが定着してきた昨今、以前よりからだを動かす機会が減り、運動不足になっている方も多いのではないでしょうか。
テレワーク導入前後の一日の歩数平均を比べると、テレワーク開始前は7,986歩でしたが、テレワーク開始後は2,001歩となり、約75%減となっています。(※)
※2020年4月 株式会社BeatFitによる調査
今回は運動不足によるどんより感を解消するため、運動と合わせて摂ると良い、スッキリ効果のある食材や摂り方についてご紹介します。
運動不足になると老廃物も溜め込みがちに
慢性的な運動不足は血行を悪化させるため、からだは老廃物を溜め込みがちに。
その結果、疲労やストレスを感じやすい状態が続きやすくなり、生活習慣病のリスクも高めてしまいます。
また、立ち仕事やデスクワークなどで長時間同じ姿勢のままだと、筋肉が固まって血流が悪化します。
そうなると、肩や足腰の痛み、それによるストレスなどによって集中力が続かず、仕事の効率も悪くなることに。
このような不調を予防するため、体内に溜まった老廃物を追い出してくれる食材を使った食事を運動にプラスし、内側からスッキリさせましょう。
参照:RENAISSANCE「運動不足を解消しよう!運動量が足りなくて起こる不調とは?」https://www.s-re.jp/magazine/health/100/
血流が悪くなると、肩や足腰の痛みが生じ、ストレスにつながることも。
運動不足によるどんよりをスッキリさせる栄養素とは?
体内のスッキリには、”食物繊維”が欠かせない
老廃物を溜め込まないからだづくりのためには、「腸」へのアプローチが最優先。
水溶性食物繊維は、海藻類や果物などに多く含まれています。
腸内細菌のエサとなる「水溶性食物繊維」と腸のぜん動運動を活発にする「不溶性食物繊維」を、バランスよく摂ることがおすすめです。
水溶性食物繊維は、海藻類や果物などに多く含まれています。
腸内で直接はたらく菌を含む「発酵食品」と一緒に摂ることでさらに効果アップ。
一方、不溶性食物繊維は野菜・根菜類やいも類、きのこ、豆類などに豊富です。
発汗や利尿を促す栄養素もおすすめ!
からだをスッキリさせるデトックスには、日常的に運動をして汗をかくことも大切。
さらに、運動とあわせて、食事でも発汗や利尿を促す工夫をしてみましょう。
特に、発汗・利尿を促すカリウムの摂取がおすすめです。
カリウムは野菜・果物に多く含まれています。
また、唐辛子に含まれるカプサイシンという成分は、発汗が促されるだけでなく、運動と組み合わせることで、体脂肪が燃焼されやすくなる効果も期待できます。
栄養を意識した食事で、効果的な運動をしましょう!
プロフィール
監修
管理栄養士・料理家/株式会社セイボリー代表取締役
ひろのさおり
大学院在学中にフリーランス管理栄養士として開業し、レシピ開発や執筆業、出張料理サービスなどに携わる。 大学院修了後は、特定保健指導員、セミナー・料理教室講師としても活動を広げ、2020年に株式会社セイボリーを設立。主な事業はレシピ開発の他、調理器具や健康食品、料理・ヘルスケアサービスの監修やコンサルティングなど。 著書に「小鍋のレシピ 最新版」( 辰巳出版 )。1児の母。