記事公開日:2024年4月9日
ある調査によると、女性の夏のお悩みトップ3は「冷え・だるさ・疲労」だそうです。
これらのお悩みを改善するためには、夏でもゆっくり湯船につかる入浴やバランスのよい食事、質の高い睡眠などが大切といわれています。
しかし忙しい毎日の中で時間を作るのは難しいですよね。
そこで今回は時間がなくても「冷え・だるさ・疲労」の「3大夏バテ」をケアできる方法をご紹介します!
今年こそは夏バテしない!今すぐできる3つのテクニック
ドライフルーツで冷え知らず
夏はおやつにアイスなど冷たいものを食べることが多く、からだが冷えやすくなります。
おやつにはからだを温めながら栄養素もとれる、ドライフルーツがおすすめ♪
特にあんずや桃は、からだを温める『陽の果物』といわれています。
※注:東洋医学に基づく考え方です。
外気温との差「-5℃以内」でだるさを防ぐ
温度差が5℃以上ある屋外と室内を行き来すると、自律神経の乱れを引き起こし、だるさなどの不調につながりやすくなります。
冷房の設定温度を26〜28℃にする、上着を着用する、冷房の風が直接当たらないようにするなどの工夫が重要です。
ツボを刺激して体をリフレッシュ!
ツボ(経穴)は全身に約360個あるといわれています。それらのツボを刺激することでエネルギーの循環が維持され、悩みの緩和につながるとされています。
足裏の土踏まずの中央前方部にあるツボ『湧泉』を刺激して、疲れを解消してみましょう。
管理栄養士が教える!3大夏バテに負けないからだに導く食事とは?
冷え解消にはコレ!
冷えを解消するには、体内で熱エネルギーを生み出すことや、血流を改善することがポイントです。
食事をすると「食事誘発性熱産生」という熱が発生し、食事後に何もしなくても代謝量が上がります。
特にたんぱく質はこの熱産生が30%※と高いので、献立に取り入れるのがオススメ!
※熱産生の比較:糖質6%、脂質4%
・エネルギーの代謝を高めるには
たんぱく質…鶏肉、ツナ、豆類など
ビタミンB1…豚肉や玄米など
・血行をよくするには
ビタミンE…かぼちゃやアボカド、ナッツなど
だるさ、疲れ解消にはコレ!
だるさや疲れを感じるときは、ビタミンやミネラルなど、エネルギーを作り出すために必要な栄養素が不足している可能性があります。
これらを多く含む食材を意識してとることで、夏の暑さに負けない元気なからだに!
・だるさをスッキリしたいときには
亜鉛などのミネラル類…牡蠣やサバなどの魚介類
・疲労回復したいときには
ビタミンC…パプリカ、キウイなど
クエン酸…梅干し、レモンなど
夏の元気には、いろんな栄養素が必要なんだね!
今年は夏バテ知らずのからだになれそうだわ♪
監修
管理栄養士・料理家/株式会社セイボリー代表取締役
ひろのさおり
大学院在学中にフリーランス管理栄養士として開業し、レシピ開発や執筆業、出張料理サービスなどに携わる。 大学院修了後は、特定保健指導員、セミナー・料理教室講師としても活動を広げ、2020年に株式会社セイボリーを設立。主な事業はレシピ開発の他、調理器具や健康食品、料理・ヘルスケアサービスの監修やコンサルティングなど。 著書に「小鍋のレシピ 最新版」( 辰巳出版 )。1児の母。