記事公開日:2023年7月25日
寒くなると悩まされる人が増える「冷え」。
寒い時期を上手に乗り越えるために、まずは食事で内側から「温まりやすいからだ」を作りましょう。
4割強の人が「冷え性」と自覚している!
「冷え性」に関するインターネット調査では「軽度の冷え性」が24%、「中程度の冷え性」が16%、「重度の冷え性」が、3.9%で、これらをあわせた冷え性の人は全体の4割強という結果に。(※)
男女比は男性3割弱、女性6割強でした。
冷え性に悩まされる部分は、「手先、指先」「足先」と末端に感じる人が各6~7割、「足首」「足全体」「おなか」「おしり」「腰」などが各10%台で、下半身の比率も高くなっています。
※マイボスコム株式会社による「冷え性」に関するインターネット調査 実施期間:2018年11月1日~5日 回答数:10,514件
冷え性の人が行っている冷え対策 第1位は「からだを温める食材を摂る」
万病のもとともいわれている「冷え」は血液の流れが悪い、血行不良の状態です。
放置すると肩こりや乾燥肌・肌荒れの原因ともつながります。
”冷えを自覚している”と回答した方に行った、どんな対策をしているのかという質問では、
4割が「からだを温める食材を摂る」「お風呂では湯船につかる」「厚着、重ね着、重ね履き」などの対策を実践していることがわかりした。
からだを温める食材と効率のよい食べ方
温かい料理・辛味の食材を取り入れよう
からだの冷えを食事で防ぐためには、胃、食道、腸などの消化器官を冷やさないように、食べ物や飲み物は温かくして取り入れましょう。
例えば、冬は生野菜サラダではなく、温野菜やスープ、鍋などに。
また、生姜や唐辛子、ねぎ類などの辛味成分にはからだを温めるはたらきがあるため、上手に取り入れるのがおすすめです。
末端の冷えには「ビタミンE」が効果的
特に手足や指先が冷える末端冷え性には、ビタミンEの摂取が効果的です。
ビタミンEには、末梢の血管を拡張し、血行を促進するはたらきがあります。
ビタミンEは、かぼちゃ、ブロッコリー、ほうれん草、豆苗などの緑黄色野菜に多く含まれています。
また、アーモンドなどのナッツ類にも豊富です。
緑黄色野菜のスープや温野菜、鍋の具材として食べるのがおすすめ◎
プロフィール
監修
管理栄養士・料理家/株式会社セイボリー代表取締役
ひろのさおり
大学院在学中にフリーランス管理栄養士として開業し、レシピ開発や執筆業、出張料理サービスなどに携わる。 大学院修了後は、特定保健指導員、セミナー・料理教室講師としても活動を広げ、2020年に株式会社セイボリーを設立。主な事業はレシピ開発の他、調理器具や健康食品、料理・ヘルスケアサービスの監修やコンサルティングなど。 著書に「小鍋のレシピ 最新版」( 辰巳出版 )。1児の母。