記事公開日:2023年11月16日
暑い夏がやってきましたね!
暑さが日に日に増してくる中で、気になるのは「夏バテ」ではないでしょうか。
夏バテする人と、しない人の差はどこにあるのでしょうか?
今回は、「夏バテ知らず」になるための秘訣をご紹介します!
夏バテの原因は「食事・睡眠・運動」!?
ある調査によると、「夏バテ経験あり」と「夏バテ知らず」の夏の生活習慣の主な違いは食事、睡眠、運動だということが分かりました。
夏バテは汗をかくことで水分が失われたり、体内の塩分や栄養素が不足したりすることによって起こります。
適切な栄養補給
水分やビタミン・ミネラルが不足しないように心がけ、これらが多く含まれる夏野菜を積極的に取り入れましょう。
また、主食とおかずを組み合わせて、炭水化物・たんぱく質・脂質の栄養バランスを整えることが大切です。
質のよい睡眠
暑い夜は寝苦しいため、睡眠不足に陥りやすくなります。
エアコンを使用したり、冷感寝具を取り入れたりして、快適に眠れる環境を作りましょう。
適度な運動
軽いウォーキングやストレッチ、ヨガなどがおすすめです。
激しい運動をする場合は、早朝や夕方以降など涼しい時間帯に行いましょう。
これらを意識して、からだへの負担を減らすことが大切です。
今回は、夏を元気に過ごすために食生活で覚えておきたいこと、気を付けることについて、管理栄養士のひろのさおりさんに伺いました!
夏のからだの元気に役立つ!ビタミンB1
ビタミンB1は糖質を燃やしてエネルギーに変えるときに必要で、体力を消耗しがちな時期に役立つ栄養素です。
ビタミンB1が効率よく摂取できる食べ物は豚肉です。
牛肉の約10倍※の量が含まれており、部位によっては100g食べるだけで、一日に必要な量を補うことができます。
ビタミンB群は水に溶け出してしまうので、ゆでるよりも蒸したり煮たりする調理法がおすすめです。
さらに食欲増進のためにしょうがやにんにくなどの香味野菜や、スパイス類を活用するのもよいでしょう。
※農林水産省Webサイト「豚肉と牛肉の栄養成分の違い」
100g中のビタミンB1含有量/豚肉肩ロース:0.70mg、牛肉サーロイン:0.05mg
冷たいものを取るときの注意点
夏は冷たい飲み物やアイス、かき氷などがおいしい季節です。
しかし冷たいものの取りすぎは夏バテを悪化させる原因にもなるので、取り方には注意が必要です。
・飲む、食べる量は少しずつ!
冷たいものをたくさん取りすぎると、胃腸の働きが弱まり、血流が悪化したり内臓が冷えやすくなったりします。
負担をかけないように、少しずつ取り入れるようにしましょう。
・体温が高い時間帯を選ぶ!
起きてすぐ、朝食を食べる前は体温があまり上がっていないので、冷たいものは避けた方がベター。
なるべく日中の体温が高い時間帯に取るようにしましょう。
ひろのさおりさん、ありがとうございました!
まずは食べ物から見直してみようかな?
おいしく楽しく夏を乗り切りたいわね♪
監修
管理栄養士・料理家/株式会社セイボリー代表取締役
ひろのさおり
大学院在学中にフリーランス管理栄養士として開業し、レシピ開発や執筆業、出張料理サービスなどに携わる。 大学院修了後は、特定保健指導員、セミナー・料理教室講師としても活動を広げ、2020年に株式会社セイボリーを設立。主な事業はレシピ開発の他、調理器具や健康食品、料理・ヘルスケアサービスの監修やコンサルティングなど。 著書に「小鍋のレシピ 最新版」( 辰巳出版 )。1児の母。