記事公開日:2025年2月18日
こんにちは!
美容担当のさっちゃんです。
肌老化の原因の80%を占めるといわれる紫外線。将来のためにもしっかりと対策したいですよね。
毎年ちゃんと対策しているつもりなのに、うっかり日焼けしてしまう方も多いのではないでしょうか?
そんな方にお伝えしたいのが、意外と知らない紫外線の特徴と日傘の知識。
せっかくやるなら徹底した紫外線対策を目指してみませんか?
紫外線は上からだけでなく、あらゆる角度から届いている

紫外線というと、ギラギラと照り付ける太陽からの光を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実は光の差す上からだけでなく、下からも斜めからも、紫外線はあらゆる角度から届いていることをご存じでしょうか?
紫外線には太陽から直接届く「直射光」の他に、空気中のちりやほこりなどで散乱されて届く「散乱光」、地表面で反射された「反射光」の3種類があります。
空気中に広がる「散乱光」は紫外線全体の約6割といわれており、直接届く光よりも多いことが知られています。そのため、直接日光に当たらない日陰でも日焼けをします。
紫外線からはもはや逃げ場なし!そのことを知った上で紫外線対策をする必要があります。
水辺や砂浜では紫外線対策をより万全に

水辺や砂浜に行くときは特に紫外線に注意する必要があります。
地表面の状態によって、紫外線の反射率は異なります。夏場に特に注意が必要なのが「水面」と「砂浜」。海に行くと焼けやすいのも納得ですね。
照り返しが強い場所に行くときは、しっかりと万全の対策をして向かいましょう。
地表面の種類別 反射率の比較
地表面 | 反射率 |
---|---|
砂浜 | 10~25% |
アスファルト | 10% |
水面 | 10~20% |
新雪 | 80% |
草地 | 10%以下 |
【参考】気象庁 https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-76uvindex_mini.html
日傘以外にもさまざまなアイテムを活用する

日傘さえあれば大丈夫!と安心していませんか?
日傘で防ぐことができる紫外線は太陽から直接届く光だけ。どんなに紫外線を遮る力が高い日傘をさしていても、日焼け止めなどできちんとガードしなければ「散乱光」や「反射光」などの紫外線は防げません。
逆に日焼け止めだけの場合も、しっかり塗ったつもりで意外と顔も体も塗り残しが多いもの。顔のたるみの原因ともなる「頭皮」もなかなか日焼け止めでは対策しにくい箇所の一つです。
また、目から入る光も、日焼けによるトラブルの原因になるといわれています。目に強い紫外線が入ると、それを察知した脳が反応を示し、シミやそばかすができやすくなるためです。特に日差しが強い日はサングラスを活用するのがオススメです。
紫外線対策は、日傘だけでは完璧にできないので、帽子やサングラス、日焼け止め、アームカバーなどさまざまなアイテムを活用しましょう。
最も紫外線を吸収する日傘は「黒」

紫外線対策に選ぶなら、日傘は「黒」がおすすめです!
白っぽいものよりも黒の方が紫外線を吸収するといわれているため、傘の内側で反射した光が顔に当たるのを防いでくれます。逆に白は最も紫外線を乱反射させるといわれており、顔に照り返しの光が当たってしまうことになります。
ただし、黒は紫外線だけでなく、赤外線も吸収します。そのため熱のこもりやすい色でもあります。傘が熱くなるのを避けたい場合、内側だけが黒になっている日傘がベストです。
日傘の寿命は2~3年

一般的な日傘は「2~3年」での買い替えが推奨されています。通常、日傘は「紫外線反射剤」や「紫外線吸収剤」などが「塗布」されています。しかし、月日が経過するとコーティング剤が徐々に落ちてしまい、紫外線を防ぐ効果を失ってしまいます。
特に雨の日の使用はコーティング剤が落ちやすくなってしまいます。雨の日の長時間の使用はなるべく避け、使用後はしっかりと乾かすことが効果長持ちの秘訣です。
せっかく日傘を使っていても、すでに効果が失われていてはもったいないですよね。使用期間2~3年を目安に、日傘は定期的に買い替えるようにしましょう。
紫外線カット率100%の日傘がベスト

気になる「シミ」や「ハリ不足」の原因となる紫外線の対策には「紫外線カット率」の高い日傘を選ぶのがポイントです。中でも紫外線カット率が最も高い「100%」のものを選ぶのがベスト。 紫外線カット率は「UVカット率」と表記されていることもあります。
日傘を選ぶ際には「紫外線カット率」の他に「遮光率」も要チェックです。遮光率とは太陽の光をカットする度合いのこと。遮光率が高ければ高いほど、日陰が濃くなるため、涼しさが欲しい方は遮光率の高い日傘を選ぶと良いでしょう。
日焼けや、シミなどによる肌ダメージを防ぐなら紫外線カット率が重要で、涼しさを重要視する場合は遮光率の高い日傘を選ぶと良いですよ。
紫外線対策を徹底してお悩み知らずの美肌へ

シミやハリ不足の原因になるといわれている紫外線。紫外線対策を徹底することで、将来の肌の運命は必ず変わります。そのためにも、対策に関する正しい知識が必要です。
毎年なぜかうっかり日焼けしているという方は、間違った紫外線対策をしていることも考えられます。
正しい知識のもと、しっかりと対策をして、お悩み知らずの美肌を目指しましょう。